相穴熊

▲8八銀を保留する構想

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本項から、相穴熊の展開を検討する。
開始図は、後手△9二香と上がったところ。

後手は美濃囲いでは、どうも勝ちにくい展開になりがちなため、
堅さ負けしないように、後手も穴熊に潜って闘おうとする趣旨だ。

先手は▲6七金から、中央に備えつつ、慎重に駒組みをすすめる。
28手目△6四銀がいかにもゴキゲン中飛車らしい機敏な一手。
狙いは△7二飛からの7筋攻めにある。

この構想に対しては、▲8八銀を保留して、3筋攻めを急ぐのが最善の指し方。
結果的に△7六歩で7筋が制圧されてしまうが、▲8八角と引いて意外に大丈夫。

むしろ、▲3四歩△5一角とされ、後手は忙しい展開になる。
▲6五歩は後手銀の動きを牽制しつつ角の活用を図る味の良い手。

無条件に▲5五角を実現させるわけにはいかないので、
△5二飛と受けるが、▲5六歩が好手。

後手は受けが難しく、結果図は先手良しだ。

※村山・急所212~216ページ参照


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