丸山ワクチン

佐藤(康)新手の意味

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開始図は、後手が5筋に飛車を振ったところ。
このタイミングで、すかさず▲2二角成りとするのが丸山ワクチンだ。

「振り飛車には角交換を狙え」という格言通りの手で、
丸山九段が指し始めたので、「丸山ワクチン」の名がついている。

注目すべきは、9手目の▲9六歩だ。
後手は追随して△9四歩と受けるのが普通。

そして先手は▲7八銀。
対抗形なので、先手も矢倉よりは美濃囲いに組みたいのだ。

さて、本譜は△5五歩。
これはやってはいけない手なのだが、基本なので紹介する。

先手はすかさず▲6五角だ。
後手は先手に馬を作られてしまった。

遅まきながら後手も△8八角から馬を作りに行く。
しかし、▲9七香が▲9六歩からの一連の構想。

後手は馬を作ることはできても香車を取ることはできない。
すると、両者とも馬を作りあっているが、先手は歩得である。

これが佐藤康新手の意味である。

※村山・急所228~230ページ参照。


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